オニは実在したのか

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これは紅魔館に棲む吸血「鬼」の妹。
調子に乗って炒り豆とか投げつけると…
フランドール「きゅっとしてドカーンね」

(((( ;゚Д゚))))ガクガクブルブル

   * * *

その昔、機関車が鉄路の主役だった頃、列車を組成する上で「牽引できる車両数の上限」というのは重要な事柄でした。
特に「重量」は、運用効率だけでなく、安全性にも関わる重要な事柄でしたので、機関車に牽引される客車や貨車に対しては「重量記号」を付与しています。
客車では【(記号なし)→コ→ホ→ナ→オ→ス→マ→カ】の順に重くなり、貨車では【(記号なし)→ム→ラ→サ→キ】の順で重くなります。

さて、客車では形式記号は重量記号と車種記号の組み合わせとなりますから、オ級の荷物車は「オニ」となる訳なのですが、それでは実際に「オニ」車は存在したのでしょうか。

形式ごとに重量にバラつきがありますが、ざっくりと分類すると大まかに下記のようになります。

記号なし … 二軸客車等
コ … 雑形木造車(標準形式制定以前の車両群)等
ホ … 中型木造車(ホハ12000形等)等
ナ … 大型木造車(ナハ22000形等)、軽量客車(ナハ10形等)等
オ … 比較的軽い鋼製車(オハ35形等)等
ス … 比較的重い鋼製車(スハ43形等)等
マ … 三軸ボギー台車を装備する鋼製車(マイテ49形等)等
カ … 電源車(カニ24形等)等

冷房装置や三軸ボギー台車等を装備する優等車や、積載重量が重くなる荷物車等は、概ね1ランク上の階級になります。
そうなると、「オニ」車が存在するとすれば、ナハ22000形等が製造されていた大型木造車の時代と、ナハ10形等が製造されていた軽量客車の時代となります。

ところが、木造車は戦後間もなく深刻な老朽化と安全性向上のため、オハ61形等の鋼製車に改造するなどして1950年代中に姿を消してしまいました。
一方、軽量客車ナハ10形が登場した1955年以降は、まずは客室設備の劣悪な戦災復旧車(オハ71形等)が続々と荷物車に改造されましたし、その後は電車列車や気動車列車の急速な発達で余剰となった客車が荷物車に改造されたので、1968年のスニ40形登場まで荷物車の新製はありませんでした。
そして、その後、オ級の荷物車が登場することはなく、マニ50形を最後に荷物車の新製が打ち切られ、1986年に鉄道による荷物輸送が事実上消滅したので、今後「オニ」車が登場することは、鉄道による荷物輸送が復活でもしない限り、まずないでしょう。

でも、これじゃ面白くありません。
意地でも「オニ」車を探したくなります。
そこで、戦後間もなく姿を消した木造車を調べてみることにしました。
幸い、オハ61形をはじめとする鋼体化改造客車群の「種車」の記録が残されていますので、「鉄道ピクトリアル」2001年5月号(No.700)に掲載されている車歴表を引っ張り出してみました。
すると、早速こんなのがヒットしました。

形式番号:オハ61 38 / 落成:1951年6月 / 種車:オニ26619

あるじゃないですか~ (・∀・)

この後も、続々と「オニ」車がヒットしました。
ああ、今夜は心地良く眠れそうな気がします。(*´ω`*)

   * * *

【2月8日8時15分追記】
3501Fさんより貴重なコメントを頂きました。
>>オニって確かオリエント急行が東京に来た時にナハネフ23あたりを改造したのがありましたよね。

オリエント急行をキーワードにググってみると、「オニ23形」という形式がヒットしました。
http://www.hcn.zaq.ne.jp/cadzy500/HP1/chinsya-htm/jre_oni23_1/jre_oni23_1.htm

日本とヨーロッパでは連結器が異なるため、控車としてマニ50形が使用されたことは僕も知っていたのですが、控車兼「ハイビジョンシアターカー」としてナハネフ23形から改造されたオニ23形の存在は、今回初めて知りました。
オラ、なんだかワクワクしてきたZE☆

ありがとうございます!! ○o..*ヾ(*′∀`*)ノ*..o

テーマ : 鉄道
ジャンル : 趣味・実用

プロフィール

かずや(京ヤワ)

Author:かずや(京ヤワ)
河津屋京柔/かずや(京ヤワ)は、京都府下在住の東方好きなMacユーザーです。
昔は電車小僧。今は鉄道おじさん。多分この先も?
発達障害の一つ、ASD(自閉症スペクトラム)であることを知ったのは、40歳手前のことでした。
開き直るほどタフじゃないけど、生きるのが随分と楽になりました。
毎週日曜日にキリスト教会に通う程度には信心深いようです。
ちまちまとパソコンでお絵描きしたりしていますが、最近は寡作気味です。

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