Merry Christmas



言(ことば)の内に命があった。
命は人間を照らす光であった。
(ヨハネによる福音書 1:4)


クリスマスに夜のイメージを持たれる方は多いと思います。
クリスマスのミサのイメージもさることながら、電飾が綺麗だとか、デートするのにロマンチックだとか、その理由は様々だと思います。
それは、現代に生きる人々が勝手に抱いているイメージなのでしょうか。
そこでクリスマス成立の過程をひも解いてみると、長い時を経て受け継がれてきたクリスマスに込められたメッセージが見えてまいります。

聖書にはイエス生誕に関する記述がありますが、その中に日付の記載はありません。
実際のところ、イエス誕生の日を証明する文書は世界中どこを探しても存在しないのです。
では、なぜ12月25日がイエス・キリストの生誕の日とされているのか。
それには、クリスマスの成立の過程を考える必要があります。

クリスマスの由来としては、北欧での冬至のお祭り、そして太陽神ミトラス教のお祭りがあるとされています。
共通するのは、北半球において日照時間が一番短くなる冬至の日をお祭りの日と決めていたことです。
日照時間が極端に短くなる北極付近においては、冬至は闇の日そのものです。
この日を境に光に照らされる時間が長くなっていく訳ですから、そこに畏怖の念を抱いたとしても全然不思議な話ではありません。
光の神が誕生する日として、実にふさわしい日と言えましょう。

人は、自分が幸福だと感じている間は誰の助けも必要としません。
自らが困窮している時にこそ、助けを求めるものです。
暗黒の時代にこそ新しい宗教が生まれるのには、そういう背景があります。

キリスト教もまたそうでした。
ローマ帝国と現在で言うところのユダヤ教という二重の圧力に苦しんでいた人々が、救いを求めて成立したのがキリスト教だとされています。
闇に包まれた日こそ、光の御子の誕生を祝うのにふさわしい日だと考えるのも、全く不自然な話だとは言えないでしょう。

光を求めるのは、闇の中に苦しむ人たちです。
それは温もりの光であり、道標の光であり、生きるための希望の光であります。
暗く寒い冬の夜に、希望の光を求める人にこそ、その光が与えられますように。
アーメン。

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クリスマスのミサと言えば12月24日の夜が定番…と言いたいところですが、現実はそんなに甘くはありません。
クリスマス休暇というものがない日本では、師走という繁忙期の真っ最中ということもあり、24日の夜に集まれる人の数はどうしても限られてしまいます。
うちの教会もご多分にもれず、直近の日曜日である昨日22日がクリスマス礼拝でした。
24日の夜には、礼拝の代わりに皆で歌うことをメインにしたお祝い会を予定しています。

うちの教会では、クリスマス礼拝後の愛餐会でカレーライスを頂きます。
それも、ただのカレーではありません。
その日になってみないと、どんな味に仕上がるか誰にも分からないという実にミステリアスなカレーです。

儀式的な意味合いがあるかと言えば、それは全くの皆無。
一部の人に過重な負担がかからぬよう、家にある鍋で作れる量を配分して各当番が各々の家でカレーを作り、当日に一つの大鍋に集めてよく混ぜながら温め直し、どんな味に仕上がるかドキドキしながら、皆でカレーを頂くという格好です。

よく、二種類以上のルーを混ぜた方が美味しくなると言いますから、妙なアレンジを加えぬ限りは、まず失敗することはありません。
はっちゃけたカレーを作るような人もいませんから、例年美味しいカレーを頂くことができています。
バザーの時も同じ手法でカレーを用意していたのですが、食券係の仕事に気持ちが行ってて味わう余裕がありませんでした。
なので、今回はそのリベンジの意味合いもあります。
さあ、この魅惑なるカレーを味わおうぞ!

とっても美味しかったです。
ごちそうさまでした。

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食後のデザートには、塩バタークリームのケーキが出ました。
バタークリームというと、作り置きのロウを塗りたくったような昔のクリスマスケーキのイメージを持たれている方もおられると思いますが、これはパテシエが手作りした"本物の"バタークリームです。
とっても濃厚なので量は食べられませんが、とびきりの美味しさです。
本当にごちそうさまでした。

愛餐会の後は会場を整え直し、今度はこどものきょうかいのクリスマス会が開かれました。
僕は電話番をしながらパソコンのマウスをクリクリしておりましたので詳しい様子は分かりませんが、今年も誘い合わせて参加する子どもが多くて大盛況だったようです。
こちらでは、マドレーヌを自分たちでホイップクリーム等をデコレーションをして、それを皆で食べていました。
僕もマドレーヌのお裾分けを頂き、そのまま何もデコレーションせずにストレートに頂きましたが、これもまた美味でした。
今年もこうして温かく楽しいクリスマスを迎えることができたことに、本当に感謝です。

師走の慌ただしさの中、寒さの厳しい日が続いていますが、皆様も体調など崩されませぬよう、ご自愛ください。
どうぞ、よいクリスマスをお迎えください。

Merry Christmas!

テーマ : 聖書・キリスト教
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

かずや(京ヤワ)

Author:かずや(京ヤワ)
河津屋京柔/かずや(京ヤワ)は、京都府下在住の東方好きなMacユーザーです。
昔は電車小僧。今は鉄道おじさん。多分この先も?
発達障害の一つ、ASD(自閉症スペクトラム)であることを知ったのは、40歳手前のことでした。
開き直るほどタフじゃないけど、生きるのが随分と楽になりました。
毎週日曜日にキリスト教会に通う程度には信心深いようです。
ちまちまとパソコンでお絵描きしたりしていますが、最近は寡作気味です。

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