京都府条例の行方


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秦こころ「嗚呼この思い、どうすれば伝わるものか。表現とは、ほんに難しいものよのう!」

※こころちゃんが芝居がかっているのは仕様です。
※今回もきっと重たい内容になるだろうから、興味がない方はスルー推奨です。


感情のバランスを失うことで芽生えた自我。
心の起伏が感情の原動力となるならば、感情とは本来不安定なものなのかもしれません。
不安定なものを安定的に扱うことの難しさ。
それは人類が獲得した高度な技術なのか、危うさをもたらす禁断の装置なのか。
どんな道具も適切に使うことが大切です。

感情という名の道具が、何らかの理由で適切に使うことが難しくなってしまった人。
生活上の困窮から精神障害者とされる人は、こういう人なのかもしれません。
最近は良い薬も開発されています。
医療や福祉の支援で、再び道具を手にできるようになった人は幸いです。
残念ながら、復帰に成功する人ばかりではありません。

物理的、精神的に拘束される中で、今のこの瞬間にも懸命に生きている人が居ます。
薬で感情まで抑え込んでしまうことが、果たして治療なのか。
安定を追求した結果として感情を喪失するならば、それは果たして幸福と言えるのでしょうか。

他人や自らを傷つける行為は、絶対に止めなくてはなりません。
緊急措置として一時的に拘束することは、あくまでも最善の策を選んだ結果であって然るべきです。
問題なのは、緊急が日常化することです。

社会の秩序を維持するため、予防措置としての拘束が許される社会。
平穏で暮らしやすい社会だと考えている人も居ることでしょう。
でも考えて欲しいのです。その線引きをするのは同じ人間だということを。
人間が万能でないように、その線引きは極めて曖昧なものです。
そんな曖昧なものに監視され続ける社会が、果たして暮らしやすい社会なのでしょうか。

障害とは、社会によって作り出されるものです。
合理的配慮さえきちんと実現できていれば、それは障害ではなくなるのです。
障害を個人の責任として切り捨てる社会が健全と言えましょうか。
健全な社会に生け贄はふさわしくありません。

合理的配慮が、障害の有無に関わらず共通の理念として通用する社会の構築を強く望みます。
減らすべきは障害そのものであって、障害を持つ個人ではありません。
ひとつでも多くの障害が、この社会から消えることを切に祈っています。


     * * *

20140227_1.jpg
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4日(火)は、ほっとハウスから予定通り、宇治市役所ロビーにて販売活動を手伝ってまいりました。
今回、販売台にこのようなチラシを貼らせて頂きました。
反応はほとんどありませんでしたが、僕にとっては大きな第一歩です。

ここだけの話、反応が薄いことは織り込み済みでした。
食べ物が販売できない以上、お昼休みの1時間で立ち寄る人の数は知れていますし、今回だって身内以外での売り上げはゼロだったのですから(笑)
畑で収穫した野菜なら販売できるので、野菜を並べれば確実に売れたのですけどね。
売り上げが目的じゃないし、他の支援活動との兼ね合いもありますから、こういう日があるのも仕方ありません。
確実に売り上げたければ、保健所の許可をとってパンやお弁当を販売することだってできるのですから。
結局のところ、当事者自身の意識の問題です。
ロビー販売を通して、自分自身が何をやりたいのかということ。
作業は一切しないのに、工賃もらうことだけ一生懸命なんて論外ですよ?

僕の場合、今回は明確な目的がありました。
それは、自分の障害について、自分の言葉で伝えること。
上のチラシは、あくまでも導入部分にすぎません。
百人居れば百通りの特性がある訳ですから、そこまでチラシに書いてしまうと誤解の原因になります。
教科書的な対応でどうにかなる話ではありませんから、教科書を作っても仕方がないのです。
あくまでも話のとっかかり。
続きは、当事者一人ひとりが自らの言葉で語らなくてはいけない領域です。

そんな訳で、緊張も半端じゃなかったです。
実際のところ、今回も帰宅後はバタンキューでしたから…。
こんな調子なので、まずは練習ぐらいが丁度良いです。
まずは実際にその場に立つこと。
これが大きな第一歩だと思うのです。
今すぐに結果を出す必要はありません。
今は道を整えることと、持続させることが一番の目的なのですから。


     * * *


京都府議会2月定例会の第72号議案「京都府障害のある人もない人も共に安心していきいきと暮らしやすい社会づくり条例制定の件」が、5日(水)から府民生活・厚生常任委員会にて審議されていました。
http://9130.teacup.com/kenri_kyoto/bbs/258

京都府障害のある人もない人も共に安心していきいきと暮らしやすい社会づくり条例…略して京都府条例は、障害者権利条約を実効性のあるものとするために必要となる重要な条例です。
本来は国レベルで罰則規定を伴った法律として制定すれば良いのですが、実現の見通しが立たないため、まずは各自治体で条例として制定してもらおうというものです。
今日6日(木)の委員会にて全会一致で可決されたのを受けて、来週11日(火)の本会議で採決される見通しになりました!

もちろん、トントン拍子で話が進んでいる訳ではありません。
いくら条例が制定されても、中身が骨抜きでは意味がありません。
制定そのものには前向きでも、肝心の中身となると、根強い誤解や偏見が今も大きな壁となって立ちはだかっているという印象が拭えません。
決して楽観できる状況ではありません。
そのためにも引き続き動向をきちんと見極めて、今後も働きかけを続けていく必要があることを痛切に感じています。

地理的な事情もあって積極的な参加はできませんが、ただ傍観している訳でもありません。
来週11日の本会議は僕も傍聴してみようかな…と考えているところです。
午後1時30分から始まる本会議の何番目の議題になるかは未定だそうです。
無理は禁物なので、実際に府庁へ出かけるかどうかは当日ギリギリに判断しようかと思います。
コンディションさえ整っていれば、ぜひとも歴史的な瞬間に立ち会いたいです!!

(※この記事へのコメントは、SNS上にて受け付けています。)

テーマ : 広汎性発達障害
ジャンル : 心と身体

プロフィール

かずや(京ヤワ)

Author:かずや(京ヤワ)
河津屋京柔/かずや(京ヤワ)は、京都府下在住の東方好きなMacユーザーです。
昔は電車小僧。今は鉄道おじさん。多分この先も?
広汎性発達障害があることを知ったのは、40歳手前のことでした。
開き直るほどタフじゃないけど、生きるのが随分と楽になりました。
毎週日曜日にキリスト教会に通う程度には信心深いようです。
ちまちまとパソコンでお絵描きしたりしていますが、最近は寡作気味です。

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