ほっとハウス請願活動の動き

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●地域活動支援センターIII型の安定運営を求めることについての請願

(1)地域活動支援センターと他の日中活動施設との併用を認めるとともに「上限4日」の制限を外し、利用した実日数をカウントできるようにしてください。
(2)一般就労している人も利用対象者として認めてください。
(3)利用者宅への訪問等、施設外活動への加算を0.5日から1日へ引き上げてください。
(4)地域活動支援センターの活動の発展及び安定した施設運営のため、実績分の算定方法として取り入れられた日額月額の中間払い方式を年間定額制に改正する等、要項の改正を将来に向けて準備してください。


この請願が、ほっとハウスから宇治市議会へ出されたのは、2012年12月25日のことです。
翌年1月29日に宇治市議会で採択されました。

従来は年単位で決められていた措置費が、障害者自立支援法の施行を理由に日割りで算定されるようになりました。
この影響で、措置費が40%もカットされました。
通所日数に応じて措置費を配分するという考え方は、一見合理的のように思えます。
でもそれは利用者の容態が固定化されている時の話です。
精神障害の当事者は容態に波があり、調子が良い時には就労が可能になる人が居る一方で、調子が悪い時には外出さえできなくなる人も居ます。
長期に渡る継続的な支援に対して、単純に通所日数だけで措置費を決定することは実情に合わないのです。

その上、近隣の市では地域活動支援センターの制度そのものを廃止する動きも出ています。
就労支援施設に一本化することで、就労をゴールとする支援体制の強化を進めようとしています。
これもまた合理的のように思えますが、その実態は労働市場の空白を埋める安価な労働力の提供です。
最低賃金以下で働かせることも支援を名目に合法となり、そのしわ寄せは一般の労働者に向かいます。
ブラック企業を肥え太らせ、生活保護受給者を増やすことが、果たして国にとって得策なのでしょうか。
本当に措置費を減らしたいのであれば、まずはブラック企業を徹底的に洗い出し、厳罰に処すことです。
ドロップアウトする人が減れば、弱者を切り捨てることをしなくても、措置費を減らすことができましょう。

宇治市議会で採択されるまでの動きは速かったのですが、その先へ進むことはありませんでした。
行政にバトンが渡された時点で、ピタリと動きが止まったのです。
何度も市役所へ赴き、また行政の担当者も何度も来所されました。
何度も話し合いの場を重ねました。
しかし話は平行線のまま。
そして今日3月14日、再度の話し合いの場が持たれました。

僕ら利用者は、内部事情まで知ることはできません。
だから、なぜ話が平行線になっているのか、その理由を知ることもできません。
市役所側が一方的に拒絶しているからだと説明はされましたが、どうも腑に落ちません。
日頃の困窮を訴えることで、交渉の武器にしようとしていることは明白でした。
戦法としては悪くないですが、ただ利用されるのも面白くありません。
所詮は決定権を持たない利用者の言うことです。
ならば、もっと自由な立場で切り込んでも良いのではないか。
あちこちへ相談に出かけながら、一週間程考えを練って、次のような文書をまとめました。
話し合いの場の中で、利用者が一人ずつ意見を述べる時間がありましたので、その時に読ませて頂きました。


●宇治市行政ご担当の方へのご質問

 今回ご質問をさせて頂くにあたって、事前にお断りしておきたいことがあります。私は発達障害のために自閉的傾向があります。相手から聴いた話の内容を理解するのにどうしても時間がかかり、考えをまとめるためにはそれ以上の時間を必要とします。そのため、この文書を書いている14日早朝の時点で把握している情報を元に、14日早朝の時点での考えをまとめさせて頂いています。本日お伺いした内容につきましては、一旦持ち帰らないことには次の話につなげられないという特性があることを予めご了承願います。
 これまでに断片的に知り得た情報を整理し、ほっとハウス内外の方々とも話し合うことも重ねて、自分なりに考えをまとめようと努めてまいりましたが、残念ながら今回の話し合いの目的が見えてまりません。その理由は、本来予算が不足しているのであれば、その不足分をどうやって補うのかが話し合いの目的であるように思うのです。ところが、これまでに私自身が聞いている話では、障害者総合支援法の矛盾を宇治市独自の判断で解消してもらうことが目的になっています。いくら市議会で採択されたからとは言え、それがそのまま行政に反映されることは三権分離の原則の観点からも考えられません。ほっとハウスの運営の安定化が最終的な目的であることは、ほっとハウスにおいても宇治市行政ご担当の方においても共通の認識であると考えます。最終的な目的に飛びつくがあまり、話し合いが押し問答に終わってしまっては、せっかくの話し合いの場が無駄になるものと思われます。まずは一段ずつ階段を登るように双方の思いをすり合わせていくことが喫緊の課題だと考えます。
 宇治市行政ご担当の方へお伺いしたいことは、ただ一点です。宇治市としては、国の定める障害者総合支援法に基づく運営を徹底して貫く方針なのでしょうか。それとも、宇治市独自の判断で新しい仕組みを構築する思いがあるのでしょうか。もし、障害者総合支援法を徹底して遵守しなければならない事情があるとすれば、それは私たちが直接国の厚生労働省に掛け合わなくては解決できない問題だという考えなのでしょうか。それとも、京都府や他の諸団体が後ろ盾になってくれるなら、宇治市としても大きな決断を下す心積もりがあるということなのでしょうか。この点につきまして、宇治市の今の立場を分かりやすく教えて頂ければと願います。



     * * *


以下、今回の話し合いの結果です。
まず宇治市より、いくつかの算定上乗せの提案がありました。
これまでの動きを思えば、大きな進歩でした。
しかし、一番の目的であった措置費の年額保障は、今回も変更されることはありませんでした。

僕の質問に対する「わかりやすい回答」も得られました。
追従するつもりはなく、宇治市独自の判断で地域活動支援センターの運営を支えたいとのことでした。
その一方で、全国にある地域活動支援センターとのバランスがあるので、一施設だけ年額計算に戻すことはできないとのことでした。
実に「わかりやすい回答」ですね。
はい、とってもよくわかりました(←棒読み)

とりあえず、今週やるべき仕事はすべてやりました。
逃げずに最後までやり遂げました。
きっと、今までになく頑張った一週間だったと思います。

今の時点でやるべきことは全てやり遂げましたから、まずは一休みしたいと思います。
今夜はきっと、ゆっくり眠れるかも…。

あ…。
JCILのYさんから頼まれていた宿題がまだだった...orz
下書きは既に終わってるので、続きは来週にしたいと思います。(´・ω・`)

(※この記事へのコメントは、SNS上にて受け付けています。)

テーマ : 広汎性発達障害
ジャンル : 心と身体

プロフィール

かずや(京ヤワ)

Author:かずや(京ヤワ)
河津屋京柔/かずや(京ヤワ)は、京都府下在住の東方好きなMacユーザーです。
昔は電車小僧。今は鉄道おじさん。多分この先も?
発達障害の一つ、ASD(自閉症スペクトラム)であることを知ったのは、40歳手前のことでした。
開き直るほどタフじゃないけど、生きるのが随分と楽になりました。
毎週日曜日にキリスト教会に通う程度には信心深いようです。
ちまちまとパソコンでお絵描きしたりしていますが、最近は寡作気味です。

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