下り坂で抑速制動が作動する程度の能力

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射命丸文「なるほど、この冬一番の寒波ですか。確かにニュースですね。でもこの程度の記事では読者を喜ばすことはできません。そうですね…【冬の妖怪大暴れ!ついに竜巻発動か!?】ということにしておきましょうか。」

お願いですから、やめてください…。(((( ;゚Д゚))))ガクガクブルブル

     * * *

この冬一番の寒波が襲来した朝。
いつになく軽く感じるペダルに異変を感じつつも、深く考えることなく某所へ向かいました。

そして帰り道。
自転車のペダルが軽く感じた理由が分かりました。
強い南からの風で、行きは追い風だったのですね。
冷たい南風というのも不可思議な話ではありますが、帰宅後に天気図を確認したところ、真北に強力な低気圧がありましたから、これに吸い寄せられたものと考えれば合点がいきます。

いつもより重たく感じるペダルに耐えながら、新木津川大橋を渡り切り、堤防レベルからの下り坂に差しかかった時です。
割と長い下り坂なので、普段はブレーキをかけながら降りてくるのですが…

「これすごい! ブレーキかけてないのに、勝手に速度調整してくれてるww」

     * * *

鉄道車両のブレーキは、圧縮空気を利用した制動装置が一般的ですが、頻繁にブレーキを使うと車輪にも制輪子にも負担がかかるため、これとは別に「抑速ブレーキ」を装備する場合が多いです。
電気動力車の場合は電流の流れる方向を逆向きにして主電動機に「発電」させることで制動力を得る「発電ブレーキ」、内燃動力車の場合はギアを低速段に落とすことでエンジンをブレーキとして使う「機関ブレーキ」が用いられます。

発電ブレーキで発生した電力は、制御用に搭載されている主抵抗器を活用して熱エネルギーに変換することで消費するのが一番簡単な方法です。
今以上に電力事情が厳しかった戦前、この電力を活用できないかと考える人が現れるのは当然のことです。
ところが今のように高性能なバッテリーもなければ、半導体機器なんて代物も存在しなかった時代です。
一番手っ取り早いのは、パンタグラフやトロリーポールを使って発生電力を架線に戻すことなのですが、そのためには主電動機から発生する不安定な電力を「架線と同じ電圧」に変換するための装置が必要となります。
九条山と逢阪山のダブル峠越えを抱える京阪電車京津線では、複巻電動機と磁気増幅器の組み合わせでこれを実現した「回生ブレーキ」を常用した50形電車を登場させましたが、構造が複雑でメンテナンスが面倒だったこともあり、自社線内でさえ普及することはありませんでした。
ただ、戦後になり2000形電車で回生ブレーキを復活させ、半導体機器の普及に伴う省エネ電車ブームの下地を整えたことは忘れてはなりません。

時代は下って現在のお話。
インバータ制御の普及で電圧のコントロールも簡単にでき、高性能バッテリーが続々と登場する時代となりました。
それまで電力確保の問題から鉄道専門の技術と扱われていた電気動力車も、電気自動車として実用化できる目処が立ってきました。
それまでのツナギとして、エンジンとバッテリーの2系統の動力源を持つことで、双方の長所を兼ね備えたハイブリッド自動車が一足先に実用化され、人気となっています。
そして今度は、これらの技術が鉄道車両にも還元されるようになってきました。
鉄道版ハイブリッド車ことキハE200形がJR小海線で活躍を始めて久しく、今年からはJR烏山線で蓄電池式のEV-E301系電車が活躍を始めています。
他の鉄道会社でも実用化を目的とした試作車が続々と登場しており、今後の展開が非常に気になるところです。

     * * *

さて、下り坂をノーブレーキで降りて来られた訳ですから、下り坂の後には恐怖のトレーニングタイムが待っています。
それから4kmあまり、平坦なはずの道を逆風に煽られながら、ヘロヘロになって帰ってきました。

ズボン中がパンパンだぜ!

帰宅後は、食事もそこそこにバタンキュー。
風が強い日の長時間サイクリングは考えものだと、痛感させられた次第であります。(´;ω;`)

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テーマ : 鉄道
ジャンル : 趣味・実用

プロフィール

かずや(京ヤワ)

Author:かずや(京ヤワ)
河津屋京柔/かずや(京ヤワ)は、京都府下在住の東方好きなMacユーザーです。
昔は電車小僧。今は鉄道おじさん。多分この先も?
発達障害の一つ、ASD(自閉症スペクトラム)であることを知ったのは、40歳手前のことでした。
開き直るほどタフじゃないけど、生きるのが随分と楽になりました。
毎週日曜日にキリスト教会に通う程度には信心深いようです。
ちまちまとパソコンでお絵描きしたりしていますが、最近は寡作気味です。

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