喫茶活動その後


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祇園祭が終われば梅雨明けと言われる京都でありますが、前祭(さきまつり)の山鉾巡行が終わった途端に梅雨明け宣言です。

十年来使ってきたインクジェットプリンタ(Canon iP4300)の廃液だめ(廃インクを吸わせるスポンジみたいなもの)が寿命を迎えたらしく、インクタンクに別の色のインクが逆流するようになりました。
それでも使用前にインクヘッドを掃除すれば使えていたのですが、いよいよこの方法でもインクの混入を阻止できなくなって、ただの黄色を印刷しようと思っても黄緑に化けてしまう始末。
逆に故障知らずで今も現役のSCSI接続のスキャナも、いちいちSCSI端子を持つ古いパソコンを立ち上げなくてはならず、これはこれで困った話でした。
観念して、同じCanonのインクジェット複合機(MG5730)に買い換えました。

プリントテストをしてみたくて、わかさぎ姫をさらりと描いてみました。
水底はきっと快適なんだろうなぁ…。

わかさぎ姫「水中じゃあ、エアコンも扇風機も使えないよ?」

相変わらず猛暑日の連続ですが、湿度が下がったのが一番の朗報です。( ;∀;) ウルル…


     * * *

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ほっとハウスの喫茶活動のお話です。
昨年の10月から、三軒隣の教会礼拝堂を借りて喫茶コーナーを開設していたのですが、今月に入り継続を断念せざる得なくなりました。

厚生労働省が三障害統合の方向で障害者支援を展開するようになって久しいですが、一口に障害者と言っても身体・知的・精神で必要とする支援はまったく異なりますし、現場が追いついていないというよりは、最初から考え方に無理があるように思えるのは僕だけなのでしょうか。
少なくとも、精神障害ひとつとっても一枚岩ではないです。
精神障害というと、どうしても躁鬱や統合失調症のイメージが先行しますが、てんかんなどの神経症や認知症、依存症、不安障害、性別違和(性同一性障害)なども精神障害に含まれますし、おとなの発達障害も制度上は精神障害に含まれます。

これはあくまでも僕自身の経験則ですが、自閉症スペクトラムの当事者と統合失調症の当事者の相性は、決して良くありません。
僕自身、自閉的傾向から大きな物音や予測のつかない事象にひどい苦痛や恐怖を感じるのですが、なるべくそれを回避するために静かで安定した環境を好みますし、それを保障するためのルールが守られることを強く求める傾向があります。

統合失調症は「患者の数だけ症状がある」と言われる病気ですから一言で説明するのは難しいのですが、目や耳から入ってくる情報や過去の記憶が脳の中で誤って伝えられるために、意識レベルでは正常に判断しているにも関わらず、傍目から見れば支離滅裂な言動に見えてしまうことが特徴のひとつにあげられます。
そのため大きな物音を出したり、周囲が予測できないような言動をしてしまう方も居られ、「本人の意思とは無関係に」ルールを破ってしまう方も居られます。
もちろん大多数の方は自分でコントロールしようと必死の努力を続けているのですが、ごく少数の乱暴な振る舞いだけが注目されて、偏見の対象にされてしまうのが今の社会の現実です。

求めるものが正反対である以上、狭い空間で共存するのは不可能。
十数年試行錯誤を繰り返してきたほっとハウスが導き出した結論です。
大声をあげる傾向がある方の通所を認める以上、大声を苦手とする人のための場所を別に確保することになりました。
それが教会カフェです。

ギリギリの人数で運営してるので、別棟の一室に職員さんを常駐させることはできません。
そこで僕が喫茶コーナーを引き受けることで、職員さんの代わりに常駐していたのです。
運営の苦労はありましたが、大きな物音や予測のつかない言動から逃れることができて、しかも役割まで与えられて、僕にとっては貴重な場所でした。
多くのメンバーさん(利用者さん)もその趣旨を理解してくれていたので、順調に喫茶コーナーは続いていくものと思われました。

ところが、それを面白くないと感じる人が居たことも事実なのです。
喫茶コーナーを使えないことに「自分だけが仲間外れにされている」と憤慨する人が現れたのです。
そもそも、大声で周囲を引っ掻き回す人から逃れるために開設した教会カフェです。
その張本人が自分も使わせろと言うのです。
もちろん職員さんは断りました。
すると実力行使に出ました。
何度も出入りしては、ひどい言葉を浴びせて逃げて行きました。
それも施設長さんの眼の前で。

その方は、施設長さんに促されたこともあって、その後一週間登所しませんでした。
さすがにやりすぎたと自覚していたのか、これで乱暴な振る舞いをチャラにしようという算段なのか、その辺りは定かでありません。
ただ、何があっても自分の否を認めようとしない人でしたので、その方にとっては十分に厳しい対応だったと受け止めていいのかもしれません。

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悪い話ばかりでもありません。
これまで僕一人が頑張っていた教会カフェですが、メンバーさんたちで引き継ぐことになりました。
ここ9ヶ月間、三軒隣の教会礼拝堂で喫茶活動を続けてきたことで、教会カフェがメンバーさんの間でも定着してくれたことが何よりの成果です。
そういう意味では、発展的解消に至ったとも言えましょうか。

僕自身は、ほっとハウスから一筋隣にある、とうがらしハウスの一室を使わせてもらえることになりました。
あまり人の来ない場所なので、喫茶コーナーを開設するには不向きな場所でしたが、一人でのんびり過ごすには十分すぎるぐらい快適な環境です。
喫茶コーナーそのものは教会カフェが残るので、人の出入りは心配しなくてよくなりました。

後ろにそびえるマッサージチェアはたまにしか稼働していないそうです。
今後はマッサージチェア氏との共存が続くことになりそうです。

(※この記事へのコメントは、SNS上にて受け付けています。)

テーマ : 広汎性発達障害
ジャンル : 心と身体

プロフィール

かずや(京ヤワ)

Author:かずや(京ヤワ)
河津屋京柔/かずや(京ヤワ)は、京都府下在住の東方好きなMacユーザーです。
昔は電車小僧。今は鉄道おじさん。多分この先も?
発達障害の一つ、ASD(自閉症スペクトラム)であることを知ったのは、40歳手前のことでした。
開き直るほどタフじゃないけど、生きるのが随分と楽になりました。
毎週日曜日にキリスト教会に通う程度には信心深いようです。
ちまちまとパソコンでお絵描きしたりしていますが、最近は寡作気味です。

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