K先生の処方箋

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この世の中には、大きく分けて2種類の薬があります。
一つは、その人が持つ能力を補強し高める薬。
もう一つは、症状を押え込む薬です。

医者と喧嘩して薬を飲むのをやめてから、もうすぐ一年が経ちます。
それまでは「気が滅入る」→「薬を増やす」→「副作用でしんどくなる」→「気が滅入る」→「薬を増やす」という悪循環を繰り返していました。
今では一日中つきまとっていた「だるさ」が消え、休日も午後を通して活動できるようになり、結果として薬に頼ることなく日常生活を送れるようになりました。

   * * *

最初、K先生(喧嘩した医者とは別の先生)は言いました。
「あなた(の症状)は医療に馴染まない。」
その言葉の意味が、最近になってようやく理解できるようになってきました。

風邪薬は、元来風邪を治すものではなく、症状を押え込むための薬です。
症状が見えなくなったことで「治った」と勘違いする人が居ますが、本来の目的は症状を抑えることで自然治癒力を高める事にあります。
「心の風邪」もまた然り。
「心の風邪薬」で「心の風邪」を治す事はできません。
ストレスを生み出している根源を見つけ出し、可能ならば取り除き、不可能であれば上手につきあっていく術を修得していかなくては、本当の意味での「治療」とはなりません。

薬をやめたことで、情緒が不安定になってきていることも事実です。
でも薬を飲み続けたとしても、結局は同じ道を歩み続ける訳です。
闘いの日々は生涯続きます。

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「頑張る」という行為は、自らの意思で自らの限界と照らし合わせながら行うものです。
既に限界を超え倒れそうになっている人間に対して「頑張れ」と言うのは「死ね」と言っているのと同じことです。
なのに、そのことに気付いていない…知らない人があまりにも多すぎます。

重荷が取り除かれれば、人は自然と前向きになれるものです。
修理が終わってもエンジンが動き出さないなら、その時にこそ盛大に発破をかけてやれば良いのです。

人に優しい社会が訪れることを祈ります。
甘やかすという意味ではなく、人を人として扱い、寄り添って生きていくという意味で。。。

テーマ : 独り言
ジャンル : ブログ

プロフィール

かずや(京ヤワ)

Author:かずや(京ヤワ)
河津屋京柔/かずや(京ヤワ)は、京都府下在住の東方好きなMacユーザーです。
昔は電車小僧。今は鉄道おじさん。多分この先も?
発達障害の一つ、ASD(自閉症スペクトラム)であることを知ったのは、40歳手前のことでした。
開き直るほどタフじゃないけど、生きるのが随分と楽になりました。
毎週日曜日にキリスト教会に通う程度には信心深いようです。
ちまちまとパソコンでお絵描きしたりしていますが、最近は寡作気味です。

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