氷精の涙

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こおりは あついと とけちゃうんだよ



   * * *



今年の夏は、例年になく暑さが厳しいように思われます。
人間でも熱中症でダウンするような毎日です。
氷の妖精にとっては、まさに地獄のような毎日なことでしょう。
その苦しみは、おそらく我々人間の想像を遥かに越えたものでしょう。

人は、どうしても自分の持つ「ものさし」で物事を判断しようとしてしまいます。
「うんうん、その辛さ、よくわかるよ!」
と言ったそばから
「でも、もっと辛い人も居るんだよ!」
なんて言葉を口にしていないでしょうか。

今現在苦しんでいる人に対して、その苦痛を比較したり評価したりすることに、一体どんな意味があるのか。
知らず知らずのうちに「だから我慢しなさい」「自分でどうにかしなさい」と言う言葉が見え隠れします。

本人の苦痛を本当の意味で理解できるのは本人だけです。
他人に理解することは決してできません。
しかし、その苦痛を「思いやる」ことはできます。
心配してくれる人が居る。
支えてくれる人が居る。
たとえ、ほんの僅かな支えであったとしても、その気持ちは、何よりも大きな支えになることでしょう。



   * * *



昔から「言葉」に振り回される子でした。
「足りない言葉」や「余計な言葉」で、何度大騒ぎしたことでしょう。
見えない「真意」に振り回され、どうしても踏み込んだ言動ができない。
余計な心配を重ね、警戒し、不安に苛まれ、心は疲れ果て。。。
そして、積もった「思い」は何かの拍子で爆発する。
その度に、周囲の人は「手が付けられない子」というレッテルを貼るのでした。

「気にしすぎ」「物は取りよう」「訓練すれば慣れる」
いずれも良かれと思ってのアドバイス。
でも、そう自分に言い聞かせれば言い聞かせる程に、「表面上の自分」と「本当の自分」は離れてゆき、そして突然の爆発で水の泡と化します。
大きな傷だけを残して。

今は、何をやっても悪く思われるという「呪縛」から逃れることができません。
仕事をサボりたい訳でも、怠けたい訳でもありません。
ただただ、診断の日(8/20)まで持ちこたえねばならないのです。
自分が必要だと思ったことだけに集約すること以外に、呪縛から逃れる方法はないのです。

適切な治療を受けて、社会の中で普通に生活ができる人間になりたい。
今の願いはただそれだけです。

テーマ : 広汎性発達障害
ジャンル : 心と身体

プロフィール

かずや(京ヤワ)

Author:かずや(京ヤワ)
河津屋京柔/かずや(京ヤワ)は、京都府下在住の東方好きなMacユーザーです。
昔は電車小僧。今は鉄道おじさん。多分この先も?
発達障害の一つ、ASD(自閉症スペクトラム)であることを知ったのは、40歳手前のことでした。
開き直るほどタフじゃないけど、生きるのが随分と楽になりました。
毎週日曜日にキリスト教会に通う程度には信心深いようです。
ちまちまとパソコンでお絵描きしたりしていますが、最近は寡作気味です。

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