かわらないもの

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※樽呑み
よく訓練された鬼たちによる飲酒法です。
くれぐれも真似しないでください。


   * * *


昨日、久しぶりに103系電車に乗る機会に恵まれました。
MT55モーターの重低音、ゴツゴツとした乗り心地、すべてが当時のままです。
高速性能に難があり、回生ブレーキも持たないことから、首都圏や中京圏では既に姿を消してしまった103系電車。
60km/hを越えると音ばかり大きく満足に加速できなくなったり、制限速度ギリギリの100km/hで走行中にうかつにブレーキをかけると過電流で断路器が作動したり、色々と現場泣かせの車両であったことも確かです。

でも「おんぼろ」「低性能」「時代遅れ」と悪口を並べるのは簡単です。
しかし乗降時間を大幅に短縮できる両開き4ドアと、電気ブレーキを常用することで得られる減速性能は、殺人的ラッシュが続いていた高度成長期の通勤輸送においては、間違いなく救世主的存在でした。
時代が彼女たちを必要とし、そして彼女たちはその期待に全力で尽くした。
このことは大いに評価されるべきだし、こういう観点こそが今の社会に必要なのではないでしょうか。

社会は一部のエリートや有力企業が回しているのではありません。
ひとり一人の人間がその持ち場・立場で努力と苦労を積み重ねてきたからこそ、今の日本経済は成り立っている訳です。
今必要なのは、欠点を叩き合うことでも、異物を排除することでもありません。
ひとり一人の持つ能力や経験が正当に評価され、最大限に活かされる社会となることを願います。

でも京阪神緩行線にまで103系電車を投入したのは失敗だったと思う。。。
「あの」阪急電車とガチで勝負するには、全くもって能力不足。
せめて汎用のMT54モーターを高ギア比で搭載するぐらいでないと。。。
適材適所って大切ですよね。(´・ω・`)


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昨晩は、かつてパソコン通信を通じて交流のあった方々と梅田で夕食をご一緒しました。
15年前、まだ保育園に勤務していた頃からの関係です。
まだインターネットは高嶺の花で、電話線経由のパソコン通信がまだまだ主役だった時代です。
テキスト文書を往復させるだけの素朴な通信。
でも、職場と自宅を往復するだけの毎日にあって、一度も会ったことのない人と対話ができるというのが何よりも新鮮でした。
そして、みんな飢えていたんだと思います。
直接利害関係のない相手と「善意」に基づいて、日頃の悩みや思いを気兼ねなく「交流」できることを。

かずや「先日から色々あって。。。きっと顔を出してもみんなを不愉快にさせてしまうような。。。」
主催者さん「そんなん気にする人たちと違うよ。みんな会いたがりこそすれども、不愉快になんてならないから。」
かずや「ドタキャンするかもしれないし。。。」
主催者さん「ええよ、ええよ。なんとかなるし、気にせんでええから。」


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当日は行けそうな雰囲気だったので、とりあえず何も考えずに顔を出しました。
すごく機嫌悪そうに見えただろうし、そもそもまともに会話できる状態でもなかったのですが、基本的にテンションの高い人たちの集まりなので、皆さんフリーダムに盛り上がってらっしゃいました。

いつもなら、間違いなく「疎外感」を感じるようなシチュエーションだったのですが、今回は全然そういう気持ちにはなりませんでした。
むしろ「安心感」すら感じました。

なんでだろう。
すると主催者さんが言いました。
「昔と全然変わってないね。うん、内面は全然変わってない。わかるよ。」

ああ、そうだ。
誰も「普通の人」である「演技」を強要しないんだ。
これが「受け入れられている」ということなのですね。

本当に。
本当に。
嬉しかったです。

テーマ : 独り言
ジャンル : ブログ

プロフィール

かずや(京ヤワ)

Author:かずや(京ヤワ)
河津屋京柔/かずや(京ヤワ)は、京都府下在住の東方好きなMacユーザーです。
昔は電車小僧。今は鉄道おじさん。多分この先も?
発達障害の一つ、ASD(自閉症スペクトラム)であることを知ったのは、40歳手前のことでした。
開き直るほどタフじゃないけど、生きるのが随分と楽になりました。
毎週日曜日にキリスト教会に通う程度には信心深いようです。
ちまちまとパソコンでお絵描きしたりしていますが、最近は寡作気味です。

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